三線サークル 美ら唄倶楽部
みなさんこんばんは
メンバーの黒崎です。
( 進藤さん)
「何度も読んで疑問に思っていたことが理解できた」
……コメントとても嬉しかったです!
(石井さん)
「沖縄の母音で目からウロコ」はウケけました!
(和光さん)
豊見城郵便局の場所を探していたとき、通りすがりのおばちゃんに「とみぐすく郵便局はどこですか?」とたずねたら「とみしろ局はもう少し先だよ」と答えてくれました。(とみしろでイイんかい!)
※みなさん、沖縄では「城」をグスクと読むのですよ。
前回の、内田さんのコメントに「沖縄の人に言わせると、内地の人が話す沖縄方言は、外国人のカタコト日本語みたい」とありましたが、まったくその通り・・・ってな内容です。
「ワタシ ニホンゴ ヨク ワカラナイ」
「いや、とっても上手よ!」
私が宮古島の人の前で宮古民謡を歌ったら「上手だね」と言われたとしても、きっとそんな感じなんでしょうね?
でも、そんなのイチイチ気にしていたら三線なんかやってられないから、前向きに練習していきましょう!
ところで、最近すっかり観なくなったけど、歌手のアグネス・チャンさんは、TVに映っているときは中国風のカタコト日本語だけど、そうでないときには流暢な日本語を話すって聞いた事がありますがホントですかね?
さて、みみぐすいは三線初心者のために習いたての頃に困ったり悩んだときのヒントになるようにはじめた企画なので、参考程度に読み進めてください。
前おきが長くなりましたが、それには理由がありまして、今回は「発音」がテーマですから、「僕が正しく出来ている訳じゃない!」って、必死になって「言い訳の予防線」を張っているんですよ(笑)
特に、今でも理解できていないのが「私(わー)」と「豚(わー)」の違い。
使い方を間違えると「私は元気です!」が「豚は元気です!」になっちゃうから大変です。(笑)
よく聴くと「私」の方は普通に「わー」なのですが、豚の方は「っわー」と言ってるように聞こえます。「わ」の前に「つっかかり」があるというか?ほんのちょっとだけ違うんですよね。
何かの本に「おかあさん」の「お」と、「おっかさん」の「お」の違いと書かれていましたが、確かに違うけど文字にするのは不可能に近いですね。
よく間違えやすいのが、No.5でみさきさんのコメントにあった「小(ぐゎ)」のように、教本には便宜的に「てぃ」とか「とぅ」とか「すぃ」とか「つぃ」と表記してあるのを、それぞれ「tei」、「tou」、「sui」、「tui」と読んでしまうことです。
実際には[ti」、「to」、「si」、「ti」のように
「てぃ」の場合は、「て」と「ぃ」を二文字にするのではなく、ひとつに聞こえるように発音してください。
もうひとつ、私がいまだに区別できないのが「い」と「ゐ」の表記。
旧かな使いですから、現在は使われなくなった「ゐ」ですが、古典の教本などでは時々見かけます。
古い本だから「い」を「ゐ」と印刷されているのか?・・というとそうではなく、ちゃんと使い分けてあります。
数年前、和光さんが銀座歌会でソロ演奏をやった「縁ぬちりなさ」の「縁=えん=いん」は「ゐん」なんですよね。
ふつうに「いん」と発音すれば「犬」になってしまうのだそうで、
勉強のために「ゐ」の発音方法をネットで調べましたよ。(笑)
解説によれば、文字にすると「ぅいん」だけど、「い」の前にソーっと聞こえないくらいの小さい「ぅ」を入れます。・・・とありました。
『できるかぁ!そんなもん!』(怒)
宮古民謡の場合は「みみぐすい」で説明するのは無理です(涙)
文字にしても、おそらく伝わりません。
だって、宮古民謡の教本には「き°」とか「す°」という表記が出てきます。
私の場合は、
「き°」=「す+つ」
「す°」=「き+す+つ」
という雰囲気(笑)で唄っていますが、間違いなくニセモノです。(泣)
イメージとしてはビニールの緩衝材(プチプチシート)を指でつまんで破裂するときの「パスッ!」とか「ピスッ!」とか「プスッ!」という感じですかねぇ・・???
それでも、宮古民謡が好きだから私も時々サークルで歌っていますが、「外国人がしゃべるカタコト日本語」で唄っているんだという寛大な気持ちで聴いてください。(笑)
ねっ!前置きが長い理由がわかったでしょう?
発音は難しいからテーゲー(適当)に唄っても許されると考えましょうね。
(笑)(笑)(笑)
一番良い練習方法は宮古・八重山・沖縄出身の歌手のCDを何度も繰り返し聴く事です。